読書メモ:マンガでやさしくわかるコーチング
- 作者: CTIジャパン,重松延寿
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2014/03/22
- メディア: 単行本
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コーアクティブ・コーチング
あり方として大事に据えている「4つの礎」
①人はもともと想像力と才知に溢れ、欠けるところのない存在である
②今この瞬間から創る
③その人すべてに焦点をあてる
④本質的な変化を呼び起こす
傾聴レベル
- レベル1
自分自身に意識を向けた聴き方
相手ではなく自分の思考や気持ちなどに意識が向いている状態
■クライアント:部署を異動したため、最近仕事の量が急激に増えてきて、会社で仕事が終わらずに、仕事を自宅に持ち帰り、作業しています。何か仕事とプライベートの境がなく、家族にも不満を言われている状態です。
□コーチ:それは、よくあることですよ。私も仕事が多い時には、よく自宅に持ち帰って仕事をしていました。今思えば、あれぐらい仕事をしたから、仕事の知識やスキルがついてきた気がします。
- レベル2
相手に意識を集中した聴き方
相手が発する全ての言葉、そのニュアンスや仕草をどれひとつとして逃すまいという心意気で聴いている状態
■クライアント:部署を移動したため、最近仕事の量が急激に増えてきて、会社で仕事が終わらずに、仕事を自宅に持ち帰り、作業しています。何か仕事とプライベートの境がなく、家族にも不満を言われている状態なのです。
□コーチ:仕事のことに対して、かなり不満を持っているのですね。表情もちょっと暗い感じに見えます。
■クライアント:そうです。自分で選んだ仕事なので、あまり不満は言いたくはないのですが、プライベートがない状況はちょっと考えものです。
□コーチ:そうですか、それではどんな状況にしたいと思っていますか?
- レベル3
360度すべてに意識が向いている状態
話をしている相手だけでなく、その周囲、さらにはその部屋全体、感情的なものも自分自身の肌感覚で感じとる傾聴
■クライアント:部署を移動したため、最近仕事の量が急激に増えてきて、会社で仕事が終わらずに、仕事を自宅に持ち帰り、作業しています。何か仕事とプライベートの境がなく、家族にも不満を言われている状態なのです。
□コーチ:仕事のことに対して、何か辛そうですね。
■クライアント:そうですね、辛いですね。そんな風に見えますか、ただ自分が選んだ仕事なので、不満などは言いたくないのですが。
□コーチ:なんとなくですが、仕事の話をされていながら、他に何か本当に話したいことがあるような気がしますが、いかがでしょうか。
拡大質問
- 期待に関する質問
・何が可能ですか?
・何を求めているのですか?
- 可能性を探る質問
・どんな可能性がありますか?
・他に可能性があるとしたら、それは何ですか?
- 選択肢を広げる質問
・もしも選べるとしたら、何をしますか?
・やった場合とやらなかった場合、何が変わりますか?
- 核心を突く質問
・何が問題なのですか?
・最大の障害は何ですか?
- 行動を促す質問
・何をしますか?
・いつそれをしますか?
- 学びを深める質問
・今回のことから得たことは何ですか?
・他にどのようなやり方があったと思いますか?